私たちは海のミネラルを土壌の微生物に活かし、土づくりから“健康”を始めます

揚げ油の劣化抑制 調理器具「サ〜ラ」

美しい揚げ色を持続

本品は『油が黒くなっても揚げ色が良い』ことが大きな特徴です。サーラの本体『沖縄サンゴカルシウム』のミネラル群が油の分子をきれいに分散させるため油の加熱重合を抑えてサラサラを保ち、熱交換率を向上させるのできれいなキツネ色の美しい揚げ色の仕上がりを持続します。

揚げ油の劣化抑制・調理器具 サ~ラ 経費節減目安
食用油 1缶(18リットル)3,200円を使用の場合

※油の酸化(AV):揚げ油の劣化を測る指標で油脂中の遊離脂肪酸量を示す。
※188回調理後のAV値の差は1/4となりました。(説明書P2参照) この表では節減目安を60%として試算しました。

食用油代年間累積合計の差

多孔質の優れた吸着能力が
それを抑え、食味を向上させます

『沖縄サンゴカルシウム』には孔径の異なる微細孔がたくさんあるため、油の劣化の原因となる水分と脂肪酸や酸化生成物などを幅広く吸着します。

なぜ油の劣化が進むのか?

劣化の一因は遊離脂肪酸の生成
揚げ種(タネ)には水分が多く含まれています。
この水分によって油は急速に遊離脂肪酸を
生み出してしまうのです。
脂肪酸からなる油はエネルギーを作るための燃料として、また細胞という形を作る生体膜の大事な構成成分という大切な役割を持つ栄養素ですので、食欲を刺激する大事な作用もあります。
サラサラの食用油は不飽和脂肪酸(脂質ともいう)という酸化を受けやすい特性を持つものが主体となっています。空気に晒すだけで空気中の酸素と反応して過酸化脂質が生成します。自動酸化と言いますが、この過酸化脂質が分解して過酸化ラジカルができるとそのラジカルが隣の不飽和脂質から水素を引き抜いてラジカルを作り、そこにまた酸素が反応して次々に過酸化資質ができるというサイクルが起きるのでどんどん油は劣化してしまうわけです。過酸化脂質からは過酸化ラジカルやオキシラジカルなど色々な脂質ラジカルが生成します。それらのラジカルの生成量が増えるとラジカル同士が反応して分子量の大きな脂質の重合体もできるようになります。
そのためにサラサラであった油の粘度が高くなって、ねっとりしてきます。古い油がサラサラしていないのはこのような油の過酸化反応が原因です。また、このような反応は高温でより起きやすいので天ぷら油などは劣化が早く起こります。このような連鎖反応による脂質の過酸化を抑えるのが抗酸化剤です。天然の油にはトコフェノール(VitE)などの抗酸化成分も含まれていますので急激な連鎖反応が起きない仕組みにはなっています。

同じ量の油を使って、
揚げもの数は4倍

油の酸価(AV)
酸価(AV):油の劣化度を測る指標で油脂中の遊離脂肪酸量
揚げ油の劣化度測定比較試験(於S大学調理室)
18ℓのフライヤーで124回、188回、240回揚げたのちの。油を日本食品分析センターで測定。
AV値0.04の新油を2槽のフライヤーに用意して14日間揚げ続け、
サーラを使った場合と使わない場合を比較試験しました。
【試験の条件】
  • 同種類の油を使用
  • 2つのフライヤーで同時に揚げ物を揚げる(エビフライ12尾・トンカツ3枚)
  • 油を交換せずに差し油をしながら188回繰り返し揚げる
  • 試験期間14日間
【結果:188回調理後では】
①『サ~ラ』を浸漬していない揚げ油のAV値は 1.36 まで上昇
②『サ~ラ』を浸漬している揚げ油では 0.33 に抑えられていました
『サ~ラ』を浸漬している揚げ油はさらに240回まで調理を続けてもAV値は0.5にとどまっておりました。『サ~ラ』を浸漬しない場合には揚げ油のAV値は点線のように劣化の速度が急上昇すると予想できます。これは油脂の酸化が始まると遊離した脂肪酸が多くなり新たな過酸化物が生成しやすくなっていくためと考えられています。
※食品衛生法の衛生規範では酸価が2.5を超えた油はすべて新しい油と交換するよう記載されています

栄養素として大切な油を
新鮮な状態で食べる

大腸(盲腸、結腸、直腸)
食べ物の最終処理
出典:安保徹のやさしい解体新書
健康維持の為になぜ新鮮な油が必要か?
もっと面倒なことは過酸化脂肪酸は化学反応性が高いラジカルを発生するもとですから生体毒性も強いわけです。
体の中ではタンパク質に反応してその性質を変えたり、細胞膜の脂質を酸化してダメージを与えたり、DNAと反応したりするので老化が促進され、動脈硬化や糖尿病、病気の危険性を増します。
もとは栄養素として大切だった油も劣化すると毒になるわけです。
古い油で調理した揚げ物を食べたあとで、胃もたれや胸焼けを経験したことのある方は少なくないと思いますので、それは劣化した油の中の過酸化脂質や消化の悪い脂質重合体などが原因しています。
油は常に新鮮なもの、過酸化脂質ができていない状態のものを食べることが美味しく食べるためにも健康のためにも大切です。

[サ〜ラ]の使い方
(※サ〜ラの水洗いは厳禁です)

1
  • サ〜ラを前の晩から浸漬します。
    18ℓフライヤー
2
  • 揚げはじめます。
3
  • 作業終了後、取手で引き上げ約90度の油にサ〜ラを浮かして、油の中でゆらして下さい。
  • サ〜ラの中の揚げカスを充分振り落とします。
4
  • キッチンペーパーの上にサ〜ラを取り出し、サ〜ラの表面の揚カスを軽く拭き取ります。
    ※サ〜ラの温度が十分に下がってから作業してください。
5
微粒子(揚げカス)を必ずろ過します。
●使い終わった油は一日一回ろ過をしてください。
※揚げカスが残ってると油の酸化を極端に早めます。
6
揚げ物をしない夜間には必ずサ〜ラを浸漬しておきます。
●ろ過を終えた油の中にすぐにサ〜ラを戻します。
●フライヤーを使わない時間帯にサンゴの「抗酸化作用」が働き、油を酸化から守ります。
●油の交換時期
1〜6の手順で使用しますと、揚げ油はこれまでの2倍〜3倍長持ちします。
例えば、4日で廃油としていた場合は8日目よりAVチェックを開始します。
交換時期は試験紙で判断します。

ご使用上の注意・ご使用方法

ご使用上の注意
  • 本品を水洗いすることは厳禁です。サンゴの多孔質の中に水分が入り、誤ってそのまま油に使用すると危険です。
  • 揚げ物の数と回数が多く、揚げカスを除去せずに連続して揚げた場合には3ヵ月使用できないことがあります。
  • 油が汚れて廃棄する場合には汚れた油の中よりサ~ラを取り上げ、汚れの少ないフライヤーの上層部に本品を浮かせるようにしてできるだけ本品のサンゴの隙間に入り込んでいる細かい油の汚れを除くようにして、その後引き上げて下さい。この作業は油がまだ熱い内にされるとより効果的です。(酸化の一番の原因は“揚げカス“です。)
  • ろ過を終え、サ~ラを浸漬した油缶(常温)は油の温度が下がってから蓋をして、出来るだけ油が空気に触れないようにすることが酸化を防ぐコツです。
ご使用方法
  • フライヤー内にサ〜ラを沈めて使用します。
  • これまでの油の交換リズムが5日に一度であれば倍の期間、10日間同じ油を続けてお使い下さい。
  • 油の色が黒くなっても揚げ色や食味が良く、酸価2.5以下なら続けてご使用になれます。
  • フライヤーの中の揚げカスは酸化を早めますので放置しないで、丁寧に必ず取り除いてください。
  • 業務終了後に別紙の要領で簡単な油こし器をセットして、1日1回ろ過できると長期間使用することができます。

揚げ物の美しさ・おいしさを創出する
調理器具サ~ラの仕様

サ〜ラ

品番 OCM-001
劣化抑制容量 18リットル(目安)
サンゴセラミック使用期間 通常使用で3ケ月目安
本体材質 ステンレス製
本体寸法 幅188×奥行き125×高さ19(mm)《取っ手収納時》
本体質量(重量) 約520グラム
フィルター サンゴカルシウム セラミックボール(240g)
生産国 日本
※製品改良のため、仕様の一部を予告なく変更することがあります。あらかじめご了承ください。

〈お問い合わせ〉
沖縄サンゴ株式会社
TEL:0980-56-2427