
1.カルシウム | 158mg |
2.マグネシウム | 63.3mg |
3.ナトリウム | 76.5mg |
4.カリウム | 547mg |
5.リン | 36mg |
6.硫黄 | 80mg |
7.珪素(SiO2として) | 0.5mg |
8.鉄 | 1.7mg |
9.アルミニウム | 0.31mg |
10.ストロンチウム | 0.26mg |
11.フッ素 | 0.13mg |
12.クロム | 0.01mg |
13.コバルト | < 0.01mg |
14.ニッケル | < 0.01mg |
15.マンガン | 0.95mg |
16.銅 | < 0.05mg |
17.亜鉛 | 0.16mg |
18.モリブデン | < 0.01mg |
19.パナジウム | < 0.01mg |
20.リチウム | < 0.01mg |
21.ヨウ素(ヨウ化物イオン) | < 0.5mg |
22.ホウ素 | 0.03mg |
23.セレン | < 0.005mg |
サンゴの表面は多数のポリプで覆われています。ポリプには褐虫藻が共生していて、サンゴと褐虫藻は互いに支えあって美しいサンゴ礁を形成しています。
褐虫藻は光合成によって造り出す有機物と酸素をサンゴに渡し、サンゴから安全な住まいを与えられています。サンゴの排泄する窒素と二酸化炭素は褐虫藻の栄養源となり、利益を共有して生きているのです。
近年海水の温度が上昇し、ポリプから褐虫藻が抜け出し白化するサンゴが増えています。美しい自然が絶妙なバランスの上に創りだされていることに気づきます。
生きているサンゴは月の満ち欠けを知り、月の光に調和して海水や大気にエネルギーを供給し、地球の水や大気の循環に大きな役割を果たしているのです。
この小さないのちの営みが、世界有数の美しい沖縄のサンゴ礁を育んでいます。いろとりどりの魚たちが平和に暮らしている、共生という豊かないのちの輝きにハッとさせられます。
生命のエネルギーに満ちている海、このような美しいサンゴ礁が森のように広がっていたという夢の世界を沖縄は持っていたのです。沖縄のサンゴ礁は、私たちに“自然と共に生きることの大切さ”を気づかせてくれる、かけがえのない美しい海の宝物です。
太陽の光を浴びてサンゴの体内に共生している褐虫藻がサンゴに栄養素と酸素を与えると共にサンゴの排泄する窒素と二酸化炭素は褐虫藻の栄養源となります。