私たちは海のミネラルを土壌の微生物に活かし、土づくりから“健康”を始めます

SDGs「陸の豊かさも守ろう」の達成へ向けて一歩を!
その他
2020.08.12

私たち沖縄サンゴ株式会社は創業以来34年、いろいろなご縁に恵まれてきました。
沖縄の農家様との出会いもたくさんあります。

その中で名護のmana mango farm様の嶋袋ご夫妻の思いの清らかさにはひとしお心が打たれます。

偶然ネットで目にしたイタリアの作家パオロ・ジョルダーノさんが書かれた『コロナの時代の僕ら』を読み、胸が一杯になりました。
この本では、今回のコロナの感染を科学的に非常に深くとらえられ、『何を守り、何を捨て、僕らはどう生きていくべきか。』と明確にメッセージが発信されています。

素晴らしい方がおられる・・・そう思って
『何を守り、何を捨て、僕らはどう生きていくべきか。』という問いに
私はどうするとよいのか?
と考えておりました。

翌日、mana mango farm様の嶋袋ご夫妻からこれまで見たこともないマンゴーが届きました。
何をしたらよいのか・・・考え続けていた私は
「これです!」
「沖縄サンゴのすることはこれです!」
「これができる!」
と思いました。

mana mango farm様の嶋袋ご夫妻は沖縄のマンゴーを無農薬で、化学肥料を使用しないで栽培すると決められて何年もご苦労を重ねておられます。尊いお姿です。

パオロ・ジョルダーノさんのご本には「我々の何かを変えなければ、今回のコロナと同じようなことが再び起こる」と書かれています。
「今回のパンデミックのそのものの原因が自然と環境に対する人間の危うい接し方、森林破壊、僕らの軽率な消費行動にこそある」
「この苦しみは僕たちを普段であれば、ぼやけて見えない真実に触れさせ、物事の優先順位を見直させる。」
と非常に明確なメッセージが投げかけられています。

パオロ・ジョルダーノさんからの叫びにも似た提案を受けて、たくさんの専門家が立ち上がってほしいと思います。

お話を沖縄に戻しますと沖縄の亜熱帯の湿度の高い土地で、農薬も使わず化学肥料も使わず、作物を育てることは想像を超える困難な仕事です。
その困難に立ち向かう嶋袋ご夫妻の純なこころ、人としての正しい生き方が届けられた素晴らしいマンゴーに表れています。
ご夫妻をお手本として我々が「今を見つめ、行動を起こす時」そう思えたのです。

連日のニュースで、崖が崩れ、川が氾濫し、自然からの待ったなしのメッセージがあります。
『何を守り、何を捨て、僕らはどう生きていくべきか。』
ジョルダーノさんの投げかける言葉に、私はできるところから実践をしていきたい。

自然はダイナミックに生きている土壌に生きる。
何兆個という微生物の巧みな分解・浄化作用、土や川の水の浄化作用、絶え間なく地球を守ってきた生きものの物質循環がある。
私たちは間違っていた。
小さな生きものが生きられる農法に切り替えてその働きに敬意をささげたい。
小さな生きものは働き者です。

マンゴーは豊かな香りを家中に放っています。
制作した資料二枚はこのマンゴーを育ててくださった嶋袋ご夫妻の描いておられる世界をイラストにしました。

ご夫妻の目指す農法に切り替えることは物質文明を追い求めている私たちを「持続可能な幸せな社会へ」と導いてくれます。

〈お問い合わせ〉
沖縄サンゴ株式会社
TEL:0980-56-2427